肉球ティータイム

動物好きがお届けするちょいお役立ちブログ

ハムスターに腫瘍ができた話

こんばんは~!芋けんぴです!

今日は少し悲しい内容になってしまいます。

私の飼っていたハムスターはある病気で亡くなりました。

それは・・・

悪性リンパ腫 です。

 

お腹がおかしいと感じた日

異変を感じたのは、仕事から帰宅してからのこと。

いつも通り回し車に乗っているのを「可愛いな~」なんて思いながら鑑賞中。

なんだか体が重そうで走る速さも少し遅い・・?

手に乗せて確認してみると、左のお腹に硬い腫瘤があるのが分かりました。

これは・・・異常だ!嫌な予感がしてその日のうちに夜間救急で動物病院に行ったのです・・・

 

まず動物病院をしっかり探しておくべきだったと反省しました。

診てくれるところはありそうでしたが、夜間は受け入れていなかったり

ハムスターOKと書いてあるけどあまりハムスターに詳しくなかったり・・

口コミもたくさん見たなあ・・・

体重測定は毎日していましたが、成長期でもあったので順調に増えてくれていることに喜んでいた自分が情けなかった・・

幸運にも担当の獣医さんがハムスターの治療歴もあり、とても親切でした。

その日はエコー検査をちらっとやってもらい・・

 

 

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左にうっすら丸く何かがうつってるのが分かりますか・・?

小さい体に対しては大きい腫瘤ができていました・・

この瞬間、絶望しましたね。獣医さんからは悪いものの可能性が高いので麻酔下で

細胞診をしてみますか・・?と提案されました。

予後が良くないにしても何者なのかを知ったうえで闘病に踏み切りたかったので

その日は帰宅して後日予約を取り直しました。

ショックで頭が真っ白になりました。

不安すぎた麻酔検査

麻酔をかけることはもちろんリスクもあるので検査で亡くなってしまうのではと

不安で押しつぶされそうでしたが祈る気持ちで預けました。

近くのファミレスでそわそわしながら待ち1時間ほど・・

無事に帰ってきてくれた時それだけでもほっと安心。

採れてきた細胞を先生が見せてくれたのがこちら。

 

 

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悪性で間違いなさそうだとのことでした。リンパ腫が疑われ、ゴールデンハムスターにはわりと多いそうです。また、これらと一緒に腸内細菌だと思われるものも採れてきたので腸間膜リンパ腫ではないかと話をされました。

若齢だったため進行も早く悪性度も高いとのこと。覚悟してたけど辛かった・・・

 

治療に踏み切れた言葉

心のどこかで完治は難しいことは分かっていました。

いましたが受け入れ難い現実でした。この時点で余命宣告は一か月。

あまりに残された時間のなさにまたもや絶望・・

リンパ腫は抗がん剤が効きやすい癌でもあるそうですが、

ハムスターの体には強すぎて治療中に亡くなることも多いとも。

治療が原因でお別れしたくない・・でも何もしないのもどうなのだろう・・

本当にどうしたらいいか分からなくなりそうでした。

しかしここで先生からかけられた言葉が今でも印象に残っています。

「たった一ヶ月って思うかもしれませんが、

それは犬や猫にしたら1,2年に値します。だから無駄なことじゃないですよ」と。

この言葉でかなり背中を押されました。

きっと自分の可愛いハムスターが病気になってしまった方も読んでくださっていると思います。もしも、踏み出せない方がいたらぜひこの言葉をかけてあげたいです。

 

投薬がスタート

先生とよく相談し抗がん剤を行う前に、ステロイド剤と抗生物質で治療反応をみてから抗がん剤に踏み切ることになり、闘病生活がスタート。

急に腫瘍に反応が起きると腫瘍溶解症候群が起こることで

腸に穴が開き死に至ることがあるからです。

ハムスターはステロイドに反応しやすく、

この頃には、病気を受け入れてできる限りのことをしてあげようと思い、毎日を大切に過ごしました。

具体的には・・

  • 腹部圧迫するものを除去(パイプ)
  • 落下防止のため高さを全体的に低く
  • 高たんぱくゼリーを導入

高さや細い通り道をなくしたのは大きくなったお腹に負担をかけないためと

お腹の重さでバランスがとれなくなっていたからです。

少しでも安静に・・と色々試しました。

つらいお別れ

その日は突然やってきました。 治療を初めて10日後くらいでしょうか。

下痢が始まり慌てて病院へ。恐らく腫瘍溶解症候群が起きているとのことでした。

治療反応しているのにとても悔しかった・・

その翌日、残念ながらハムスターは天国に。

深夜に病院に行き、疲れで寝落ちしてしまっている間の出来事。

あまりの急なお別れに悲しみは深いものでした。

丁寧にエンゼルケアとお花を飾り、お寺さんでしっかり火葬して頂きました。

 

 

今回この記事を書いたのは、実際の状況のとき

ハムスターのお腹の腫瘍についての情報が少なく。かなり焦ったからです。

皮膚型リンパ腫は多いみたいですが・・

私の体験が少しでも誰かのためになればと書かせていただきました。

あくまでも体験談なので、少しでも不調がみられたら早めに動物病院に行くことをおすすめします。正しい判断は獣医さんにしていただくのが一番です。

 

まとめ

体重増加には注意したほうがいいです

(体内で何か増える要素があるかもしれません)

ハムスターの抗がん剤治療は難しい

治療費はお安くないです

(人間と違い保険がききません。毎回1,2万で高い時で5万くらいでした)

 

ハムスターとはいえど動物を飼うということはそれなりの責任もあります。

ハムスターもこんな病気になるんだと知って頂けたら幸いです。

 

少し重たい話になってしまいましたが最後まで読んでくださりありがとうございます!

ご質問等あればコメント欄にてお願い致します♪